村上春樹 納屋を焼く

村上春樹 納屋を焼く

 

小説とは起きながらにして夢を見ることだ。

 

 納屋とは一体何なのか。

女はどこに消えたのか。

 

 

納屋を焼く

五話からなる短編集の中の一つの話である

 

登場人物

主人公・ガールフレンド・ガールフレンドの彼氏

 

蜜柑の皮むきのパントマイムをやっている女の子がいる

どうしてそんなことが出来るんだい

 

「そこに蜜柑があると思いこむんじゃなくて

 そこに蜜柑がないことを忘れればいいのよ    

                それだけ」

 

自由奔放な女はアフリカに旅行に行くと男と帰宅した

 

酒を飲んでるある日に

男は俺は納屋を焼くんだと言う

時々納屋を焼くんだ、、、。

 

全然知らない人の納屋を焼く

それもその辺にある納屋を放火する

 

主人公が近々納屋を焼く予定はあるんですかと聞くと

あるよと答える

 

近くの納屋を焼くと言うので

主人公は近くにある納屋を全部調べて地図を作り

散策コースを毎日歩くことにした。

 

しかし納屋が焼かれた形跡はない。

男に尋ねたところ

納屋は焼いたよと答える

 

納屋が近くにありすぎるから

気づかなかったんじゃないのか。

 男はそう答える。

 

納屋とは一体何なのか。

女も現れることもなかった。

 

まとめ

納屋を焼くとは一体何なのか。

 

存在の幻想を表しているのか。

女を殺すことの比喩なのか。

またはアフリカに売るということなのか。

 

自分にとっての納屋はなんであるのか。